羽部ちひろの童画は、とても愛らしく、ちゃめっけたっぷりな表情がたまりません。幼い子供から大人まで、思わず微笑んでしまう、それが羽部ちひろの描く童画です。
そして、背景と主人公から絵の中の寓話、童話、物語が静かに溢れてきます。それは、受け取り手、見る側が羽部ちひろが作り上げた物語と同じかもしれませんし、違うかもしれません。絵の物語は、見る人にそれを押し付けるような感じがありません。
羽部ちひろは、受け取り手に対して、常に想像する余裕、ゆとりを与えてくれます。その絵から、何を感じ、どのような物語を展開させるのか、それは見る側の自由なのだというメッセージをその絵に込めています。
日常のどこにでもあるモチーフ、椅子、お風呂、テーブル、ソファー、タイツまで、生活用品のあらゆるものが芸術、絵になるのです。
羽部ちひろ自身も、囚われない自由な発想で描いると話していますが、それ以上に、見る側の自由な発想を引き出してくれる、それが羽部ちひろの絵の魅力です。
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